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賢人の雑学:中国茶の秘密 其の弐

[賢人の雑学]

程 一彦の一日薬膳

中国茶の秘密 其の弐
程 一彦の一日薬膳
 

前号で中国茶のルーツについてお伝えしましたが、今回は中国茶の美味しい呑み方について書きます。小ぶりな茶器で中国茶を淹れるのは工夫茶(ルビ:コンフー)と言い、中国南部がルーツです。台湾、香港、中国南部には茶館、茶舗、茶芸など茶を飲ませる喫茶店がたくさんあります。

<中国茶の正しい知識>
Q.一回目(一煎)の茶は流して呑んだ方がいい?
A.いいえ。以前、衛生管理の悪かった時代のこと。但し、普?茶(ルビ:プーアール)などカビを生やした茶は流し、2回目から呑む。
Q.現地で茶の家元が多いのはなぜ?
A.中国茶の流派、家元はありません。近頃商売上、家元が乱立しています。
Q.呑み方に作法はありますか?
中国茶の秘密 其の弐A.ありません。自由に楽しんでください。
Q.茶葉を買うポイントは?
A.試飲してから値と味を考えて。
Q.茶器を買うポイントは?
A.湯呑の内側が白色、茶の濃さ、色が分かる。
Q.中国人は冷やした茶を呑まないのですか?
A.茶は熱いと、香り、味、薬膳効果が大きい。

<工夫茶の茶器>
茶杯(ルビ:ツァーペイ) 小さな湯呑。ルーツは酒盃と
茶壺(ルビ:ツァーフー) 小さな急須。ルーツは茶の道具。
茶海(ルビ:ツァーハイ) 急須の茶を移し、湯呑に分ける器。
茶船(ルビ:ツァーツァン) 茶器を置き、湯を注ぎ保温する。
香杯(ルビ:シャンペー) 背の高い小さな湯呑で、茶杯とセット。香杯に茶を入れ、上に茶杯を乗せ、ひっくり返すと茶杯に茶が丁度の量になる。空になった香杯の残り香を楽しむ。
蓋碗(ルビ;ガイワヌ) 蓋付の大きな湯呑。茶葉をいれ、熱湯を注ぎ、茶の沈殿を待ち飲む。

<工夫茶の淹れ方>
(1)茶器に熱湯をたっぷり注ぎ、熱くする。
(2)急須の水気をきり、茶葉を入れ、熱湯をあふれるまで注ぎ、蓋をして、全体に熱湯をかけ2〜3分間蒸らす。
(3)急須の茶を茶海に移す。この際、湯を残さないのがポイント。
(4)2・3回(二煎・三煎)も熱湯を注ぎ、同じ要領で茶を淹れる。
(5)※高級な茶葉は7〜8回もさし湯が可能です。

筆者プロフィール

程 一彦さん

[料理研究家] 程 一彦さん

1937年大阪生まれ。灘高校・関西学院大学卒。
新台湾料理龍譚(リュータン)2代目オーナーシェフ、マスコミや講演などで幅広く活躍。和・洋・中にわたって食と健康の関わりを追究し、“料理のことならテイさん”といわれるくらい定評がある。

 

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