賢人の雑学:がん細胞と肉脂肪との因果な関係!?
[賢人の雑学]
程 一彦の一日薬膳 (2008.10.11)


“がん細胞は肉の脂肪が好物”と聞いたことがありますが、これを裏付けるような出来事が続きました。ことの始まりはこの春、全国ネットの料理番組で酢豚を紹介した直後、静岡で転地療養中の女性から『放送を見て、急に酢豚が食べたくなりました。抗がん剤の副作用で食事を受けつけなかったのですよ』との電話に『良かったですね。病気に打ち勝つには食べること。ひと口100回噛んでください。唾液には約30種の制がん作用があるといわれています』とお答えしました。それから数日後、私の店に上品な紳士が来られて『がんで入院中の妻が程さんのテレビを見て、酢豚を買ってきて!と頼まれました。病院の食事は美味しくなくて……』と持ち帰りは、今も続いています。偶然とはいえ、二つの出来事の裏側に“がん細胞と肉脂肪”の因果関係があるのではと考えたくなります。
10年ほど前のこと、友人の奥さんが乳がんで手術を受け完治した例が二つありました。それぞれの方に『がんになる前、脂っこい料理が食べたくなりましたか』と尋ねると、『その通りです。どうして判るのですか』と逆に質問を受けました。
がんと肉の脂肪の関連性を私の妹、荻野レディースクリニック・荻野瑠美院長(電話06・6341・0003)に尋ねると『実証するデータは今のところない。しかし、中高年者が急に脂っこい料理が欲しくなるのは身体のどこかに異変があると考えられる。すぐに医師の診察を受けるのが賢明』とのことです。
中国薬膳は、病気を防ぐには肉魚の数倍の量の野菜―特に緑野菜―を食べることと教えています。唾液の薬膳効果を活かすには『箸やスプーンに食べ物を沢山のせない。ひと口32回噛む―歯の総数は32本―。病気になったら100回噛み、元気になるゾ!と決心することが健康への道です。
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筆者プロフィール

[料理研究家] 程 一彦さん
新台湾料理龍譚(リュータン)2代目オーナーシェフ、マスコミや講演などで幅広く活躍。和・洋・中にわたって食と健康の関わりを追究し、“料理のことならテイさん”といわれるくらい定評がある。
バックナンバー
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