賢人の雑学:この国の未来は如何に
[賢人の雑学]
佐藤弘樹の英語回帰 (2007.12.03)


ある家族がいる。夫婦と大学生の長男を頭に高校生の長女、中学生の次男、小学生の次女の6人家族。この家族はかつて事業に失敗して貧乏のどん底を経験したが義兄の援助によって今はリッチな生活を享受している。義兄は手広く商売をしているが、彼の会社の増資のたびに株を購入させられて自分の資産を自由に動かせないのが悩みといえば悩み。1950年代の朝鮮半島と1960年代のベトナムで義兄の事業拡大の手伝いをしたが、70年代に入ってベトナムからは結局、撤退を余儀なくされた。
義兄は「商売は世界平和のため」と信じて疑わないが、年をとったからか、取り巻きが悪いのか、最近は、彼の商売のやり方にちょっと首を傾げることも多くなった。しかし、貧しかった頃に受けた恩義を考えれば、面と向ってそれを批判するのも気が引ける。
最近、子供たちの意見が伯父のやり方を巡って割れている。
貧しかった頃を覚えている長男は、クリスマスのたびにチョコレートや脱脂粉乳を持ってきてくれた伯父に感謝しつつ、この豊かさは未来永劫にわたって続かないことを実感している。だからといって今の豊かさを捨てて貧乏に戻ることには耐えられない。いつまでたっても堂々巡り。 高校生の長女はいたって現実的だ。人生はしょせん金なのだからお兄ちゃんのように悩むのは愚かなこと。パパは正しいし、伯父さんを尊敬している。
しかし、中学生の次男はそんな姉を軽蔑し親父は間違っていると思う。たとえ貧しくても自主独立の気概を持って家族を養うことこそ、一家の大黒柱の使命だと思う。伯父さんの言いなりになっている親父は世帯主とはいえない。
末っ子の小学生は、難しい話やこれまでの歴史はよくわからないが、今がよけりゃいいやん、と思う。中学生の兄の言うことにも一理ありとは思うが、いまさら貧乏は無理。だって生まれた時からずっとお金持ちだったから。
この家族は日本未来(にほんのみらい)一家。伯父さんの名前は亜米利加合衆国。さて、4人の子どもたちの将来や如何に。
皆さん、誰の意見に近いですか?
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