賢人の雑学:男率と女率
[賢人の雑学]
佐藤弘樹の英語回帰 (2009.12.11)


古今東西、人類誕生以来の最大の悩みが男女の仲。過去、世界中の賢人や達人が悲観論あり楽観論ありの様々な恋愛論をひねり出してきたが、絶対的正解はまだない。
my better half という英語がある。直訳すれば「自分より良い半身」となるが、一般には「つれあい」「妻」「(時に)夫」を指す。言葉として jocular(滑稽な)で jocose(ひょうきんな)響きがあるので、公式には使わない方がいい。言い換えるならspouse かpartner(配偶者)になる。
巷間、身も心も100%の男も女もあり得ないと言う。それぞれに多少なりとも異性の要素を持っており、男っぽい女性や女っぽい男は我々の周りでも珍しくない。今、仮に男70%女30%の男がいるとしよう。彼は、無意識のうちに自分の彼女として女70%男30%の女性を求めることになるらしい。なぜなら、二人合わせて丁度、男70%+30%=100%、女30%+70%=100%になるからである。
これだけなら誰でもハッピーエンドで婚活も楽だが、事はそんなに単純ではない。件くだんの二人がめでたく結婚したとする。しばらくは幸せいっぱい胸いっぱいだが、やがて子供が出来ると状況は一変する。女は母性愛に目覚めて女性性がアップして、女70%男30%から女90%男10%に急変する。この時、男も父親の自覚に目覚めて男70%女30%から男90%女10%に変貌を遂げれば、二人合わせて男も女も90%+10%=100%なのでメデタシメデタシだが、世の中そんなに甘くない。
男の変化が鈍く、例えば男率が10%しか上がらない場合、男70%女30%から男80%女20%にしか変化できないので、今度は計算が合わなくなってしまう。つまり二人合わせて男が90%で女110%になるため、余った10%の女エネルギーで女っぽい喧嘩をすることになる。掴みあいの大立ち回りにはならないものの、口もきかない、無視しあうなど冷たい喧嘩になりそうだ。
しかし、パーセンテージは意識しないとしても、女っぽい喧嘩が続くのはつらい、という訳で彼は男に目覚めて「俺は男だ!」となる。その結果、男80%女20%から男95%女5%になってしまう。嗚呼、そして今度も計算が合わないことになってしまう。女90%+5%=95%、男95%+10%=105%。この余った5%の男エネルギーで卓袱台はひっくり返ることになる。
結局、恋人・夫婦・パートナーは常にこの足し算をしながら「愛しているわ」と「見損なったわ」の間を行ったり来たりしているらしい。 貴方が悪い!と指を突き立てて相手を糾弾する時、人差し指は相手を指しているが、残りの3本の指は自分を指して親指は虚しく空を指している。結局は自分が変わるべきだと過半数3/5が示している。
何十年と連れ添った老夫婦が穏やかに暮らすのは、お互いに50%ずつの男女で固定されるからかもしれない。ちなみに、この計算で100%を一定数以上超えてそれを放置すると、離婚の危機が訪れるらしい。
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