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賢人の雑学:シドニーのフードショー

[賢人の雑学]

田中愛子の生活無比

シドニーのフードショー
田中愛子の生活無比
 

よく気がつき、くるくるよく働く。金髪のマーティンバギー青年は当時29歳、タスマニアの市役所の広報課に務めていました。なぜがよく気があって、以来21年間親交が続いています。私の誕生日に、「Happy Birthday」のサプライズコールで私を感動させてくれるのも、彼の温かい気遣いがあるから。その時、今彼が経営している「Bondai chai」(ボンダン・チャイ)がシドニーのフードショーに参加すると聞いて、思わず「私行くわ」と言ってしまいました。

このフードショーは、「Good Food」をテーマに、6月13、14、15日の3日間、2000もの食品会社やワイン会社がブースをかかえ、フードバイヤーや一般客にも大人気のイベントです。オーストラリアは世界最大のオーガニック大国。「健康と暮らし」が息づく会場は、どのブースも「オーガニック」「無農薬」のラベルが目に付き、イメージポスターやディスプレイの色彩がおしゃれで軽やか。毎日セレブリティシェフや有名料理研究家が来場し、デモンストレーションやサイン会が催され、「食」が世界のファッションであると体感する時間でした。「Donna Hay」のドンナ・ハイさんは、アメリカのマーサ・スチュアートのような存在。私もオーストラリアへ行く度に彼女の本をよく買っていました。イベント会場の盛り上がりが、若くてふくよかな彼女に会った喜びに拍車をかけました。

経済が好調なオーストラリアは、「食」のビジネスも世界に向けて大きく躍進しようとしています。一方、地球温暖化の波を受けて降水量が例年の3分の1しかなく、公園の水撒きも洗車も禁止されているという現状。フードショーでは、どの食品会社も「地球に優しい農業」「エコロジーなクッキング」など、環境問題に対して独自の姿勢を打ち出しているところが興味深く思いました。

今恵まれている「食」の環境をありがたく思い、そしてシドニーのフレッシュな風に元気をもらったフードショーでした。

シドニーのクッキングスクールで学んだ美味しい海老のチリフライを紹介しましょう。

【海老チリフライ】
A(小麦粉…1カップ、岩塩…4分の1カップ、チリパウダー…4分の1カップ)、卵白…2個分
1.Aをよく混ぜ合わせる。2.殻をむいた海老を卵白にくぐらせ、Aをまぶして170度位の油でゆっくり揚げる。

筆者プロフィール

田中愛子さん

[料理研究家、エッセイスト] 田中愛子さん

キッチンコミュニケーションズ(料理教室)、キッチンカンバセーション(食に関するプロデュース)主宰。食に関するイベントプロデューサーとしても活躍中。 著書に、『きれいに暮らす』(プラネットジアース)など多数。

 

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