賢人の雑学:ホテルとは?
[賢人の雑学]
井村日登美の日々宿日 (2007.09.05)


ここ数年、東京ではラグジュアリーホテルの進出ラッシュ。今秋ペニンシュラが開業し、小休止というところ。昔はホテルがオープンすればすぐに泊まりに行ったものだが、1泊5万円とか6万円とかいわれると二の足を踏んでしまう。とはいえ、ホテルをネタに生計を少しでも立てているこの身。「高いから利用しない」「そんなホテルは知らない」というわけにはいかない。で、一念発起。行ってきました。Mホテルへ。
Mホテルにはことのほか、思い入れがあり、ホテルを勉強するために初めて行ったのがバンコクにある系列のOホテル。当時世界一のホテルとして知られていた。そこに2泊して香港に入り、Mホテルに宿泊。同ホテルは今も昔も変わらず世界の高級ビジネスマンに人気がある。隠れ家のような小さなバーが彼らの癒しの場であったような記憶がある。
東京に進出したMホテルはロビーが38階にあり、1階から高速エレベーターで上がるとそこは全面ガラス張りの天空の世界。客室はロビーから下に降りる珍しい構造で31階に宿泊。部屋に入ると窓のカーテンが自動的に上がり、目の前に東京の夜景が一望のもとに。バスルームはガラス張りでブラインドを動かせば、ベッドルームから丸見え。いい仲の2人ではあれば最高のお部屋だ。
大型画面の液晶テレビ、座り心地のよいカウチソファ。無料のミネラルウォーター。ミニバーはビール800円、ソフトドリンク400円…。ルームサービスは朝食3000円と、客室料金5万7000円からすれば比較的利用しやすい価格となっている。
できるだけ長く滞在したい客室。滞在させたいサービスが盛りだくさん。ミニバーやルームサービスの手頃な価格もその一つ。少しでも長く滞在することがお客の満足度を高める。最近は寝るだけのホテルが多い。なかには酔いつぶれないと眠れないホテルもある。「寝るだけでいい」と言う人も多い。でもホテルはそれだけではないのだ。ラグジュアリーホテルがそれを教えてくれた。
筆者プロフィール

[ホスピタリティ研究所「エイチ・ワン」代表] 井村日登美さん
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