賢人の雑学:ヨットはいかが
[賢人の雑学]
EMUTAIの体育三昧 (2007.07.04)

ジャイアンツのV9、新日鉄釜石&神戸製鋼のV7などは例外中の例外で、スポーツ界では連覇を成し遂げるのは至難の業。ましてや10年以上もの連覇はほとんどお目にかかれるものではない。そんな中、なんと132年間という長きに渡って世界チャンピオンの座を維持してきたクラブがある。ニューヨーク・ヨットクラブが築いてきた世界最高峰のヨットレース=アメリカスカップがその競技で、第32回大会がこの6月23日からスペイン・バレンシアで開催される。3〜5年おきという変則開催のため日本ではほとんど馴染みはないが、そのレースは映画や小説にもなるほど海外では注目されている。
1851年、第1回万国博覧会の記念行事として英国で開催されたレースに、米国から挑戦した【アメリカ】号が優勝し、ビクトリア女王から銀製の水差しのカップを賜った。そのカップを目指して世界のヨットマンたちが、国対国の威信を賭けて闘う、いわば海上の戦争ともいわれる激しいレースである。1983年に豪州の【オーストラリア2世】号が米国の【リバティー】号を破り、米国の連覇に終止符を打ってから、カップはニュージーランドを経て今はスイスに渡っている。今回は、31回大会の王者チーム・アリンギ(スイス)が防衛王者として、11艇の挑戦者同士の予選を勝ち抜いてきた1艇と王座を争う。
日本も1992年、95年、2000年と過去3回に渡り【ニッポン・チャレンジ】が挑戦したが、いずれも予選の準決勝で破れ4位に終わっている。今回は残念ながら日本からのエントリーはないが、アジア勢からは中国チームの初出場が興味深い。連覇を目指すスイスに対する挑戦権を得るのは、王座奪回を目指すニュージーランドか、国の威信を賭けてカップの奪還に燃える米国か、はたまた開催国の地の利が生かせるスペインか? 予選から目が離せないレースが繰り広げられることになるだろう!
EMUTAIの予想は、ズバリ、スイスチームの王座防衛である!
【第32回アメリカスカップ】
開催期間:6月23日〜7月7日
参加国:スイス(前回王者)、米国、イタリア(3チーム)、南アフリカ、ニュージーランド、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、中国
バックナンバー
- [賢人の雑学] EMUTAIの体育三昧 『蒸し暑い世界陸上』 (2007.08.01)
- [賢人の雑学] EMUTAIの体育三昧 『ヨットはいかが』 (2007.07.04)



